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メモリ比較
メモリとは、つまり「記憶」という意味ですね。 データを保存するパーツとしては、主に「HDD(ハードディスク)」がありますが、HDDはCPUに比べデータの転送速度が遅く、CPUとHDDとの間で直接データのやり取りをすると、読み書きする処理に時間がかかってしまい、パソコン全体の動作が遅くなってしまいます。 そこで、CPUとHDDとの間で、一時的にデータを保存しておくパーツ、「メモリ」が役立つわけです。 メモリがあることによって、CPUとメモリの間でデータを処理し、メモリとHDの間で必要なデータを読み書きすることによってパソコン全体の動作が圧倒的に速くなります。 もちろん、メモリも大きいほうがパソコン全体の動作が速くなります。 最近では256Mが標準で、512M、1G、2Gというものもでてきました。大きいほうが動作環境がよくなりますので、コストと合わせて選びましょう! メモリには次のような種類があります。
・SRAM SRAMとは、「Static Random Access Memory」の略で、順序回路を用いてデータを記憶するRAMのこと。キャッシュメモリとして用いられ、DRAMに比べ動作速度が速く、記憶容量が少ない。CPUに近い側に位置います。
・DRAM DRAMとは、「Dynamic Random Access Memory」の略で、電荷を蓄えることによりデータを記憶するRAMのこと。メインメモリとして用いられ、SRAMに比べ動作速度が遅く、記憶容量が多い。CPUに遠い側に位置います。
・EDO DRAM EDO DRAMとは、「Enhanced Data Out DRAM」の略で、データを出力するタイミングを改良することで、読み出し時の連続転送速度を向上させたDRAMのこと。
・SDRAM SDRAMとは、「Synchronous DRAM」の略で、外部バスインターフェースが一定周期のクロック信号に同期して動作するよう改良されたDRAMのこと。
・DDR SDRAM DDR SDRAMとは、DDR技術を有する高速なデータ転送機能を持ったSDRAMのこと。 DDRとは、「Double Data Rate」の略。CPUとメモリ間のデータ転送の高速化技術のこと。各回路間で同期を取る際に、クロック信号の立上がり時と立下がり時の両方を利用しており、片方のみを利用する場合に比べ単位時間あたりの処理効率を2倍に高めることができます。
・DDR2 SDRAM DDR2 SDRAMとは、DDR2技術を有するもので、DDR技術をさらに高めた機能を持ったSDRAMのこと。現在はDDR2 SDRAMが主流となっています。 DDR2とは、DDRの技術をさらに高めた技術で、さらに消費電力も抑えてある。現在DDR2の規格が主流となっています。 ただ、DDRとDDR2とは互換性がないので注意しなければなりません。 また、AMD 社の CPU(Athlon など)は、DDR2 には対応しておらず、DDR対応となります。しかし、独自技術により、DDRでもDDR2に近い性能を出しているようです。
・RDRAM RDRAMとは、「Rambus Dynamic Random Access Memory」の略で、Rambus社が開発した高速インターフェース技術「Rambus」を採用したDRAMのこと。 ゲームや映像、3Dなど強いとされるが、とても高価なのであまり普及していません。
・Direct RDRAM Direct RDRAMとは、「Direct Rambus Dynamic Random Access Memory」の略でRDRAMをさらに強化したDRAMのこと。次世代DRAM?
・DIMM DIMMとは、「Dual Inline Memory Module」の略で、メモリの形状の規格の一つです。現在はほとんどのパソコンがDIMM規格です。また、DIMMよりも小さいサイズの「SO-DIMM」や「MicroDIMM」がありノートパソコンなどに使われる場合があります。
・SIMM SIMMとは、「Single Inline Memory Module」の略で、ひと昔前のメモリの形状の規格の一つです。
・RIMM RIMMとは、「Rambus Inline Memory Module」の略で、メモリの形状の規格の一つで、RDRAMやDirect RDRAMで使用されています。
RAMとは、「Random Access Memory」の略で、自由にランダムに読み書きができる記憶装置のこと。 ROMとは、「Read Only Memory」の略で、一度書き込むと再度書き込みができない記憶装置のこと。書き換える必要のない情報や、書き換えられては困る情報を記憶するのに用います。
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